うっかり経理ソフト
「うっかり社長のうっかり経理」
概要:
これまでの経理ソフトは、いかに正確に経理書類を処理し、文書化するかという点に重点が置かれていた。
これら従来の経理ソフトは、経理担当者にしてみれば信頼度が高かったが、面白くも何ともなかった。
会社にとって、面白くないというのは、3度のメシを一週間抜かれることよりも深刻な問題であり、
世界の平和を守る以前に解決されねばならない問題である。
これからの経理ソフトは、正確さを犠牲にし、会社の命運を犠牲にしてでも、面白い経理ソフトでなければならない。
こうしたソフトを導入することによって、会社の経営陣は形式化された書類の検討を入念に行うようになり、
社員の仕事も増え、スリルに満ちた会社生活を送ることが出来るようになるだろう。
機能,特徴とユーザーの使用例:
○ファジー会計機能
取引先に提示された取引金額が、上司に見せたら怒られそうな数字の時、これを報告するのには度胸が要る。
そこで考え出されたのが、「ファジー会計機能」である。この機能は4タイプあって、
T.印刷がどうもうまくいかなくて機能
意図的にインクをかすらせて、重要な部分を不鮮明にする。
上司にこの不鮮明さを指摘されたら、逆ギレしよう。
U.アバウト機能
正確な数値を出さず、「●●円くらい」「●●円っぽい?」などといった、曖昧な表現にする。
この曖昧さを指摘されたら、政治化の答弁を参考に、上司を煙に巻いて逃げよう。
V.パルプンテ機能
この機能を使った場合、考えられる、あらゆる誤魔化しの手段をフル活用し、支離滅裂な書類が出来る。
この機能を使う場合は、懐に辞表を持っておく必要がある。
W.着服機能
社員の給与をピンはねして通知する、あるいは取引先との取引金額を詐称する機能。
この機能を使うと、着服分は「使途不明金」として記載できるが、オプションで「使途不明金」の項目は抹消することが出来る。
○自爆ボタン
会社のファイアー・ウォールを破壊し、イントラネット上の企業秘密文書をかき集めて、
ファイル添付して、メールでライバル会社に送りつける機能。
社内調査で自分が追い詰められた時に、このボタンの存在をちらつかせて、自分を守ろう。
ちなみに、このボタンを押すと、会社の全てのコンピューターをスクラップ化する機能も持ち合わせている。
価格設定:
未定
販売計画:
未定
ボツになった理由:
まず、開発者がいない。
次に、こんなもの製品にしても、市場は受け入れてくれない。
そして、おもしろくない。
でもって悪い子がまねするのでボツ。